ビアターのブログ #FZXな日々

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大型免許 ~Part1

ビアター

大型免許を取ろうと思い、教習所に行った。「えっ?大型持ってるでしょ?」いえいえ、自動2輪ではなく大型1種免許なのだ。ずっと前、必要があってマイクロバスを借りにレンタカー屋に行ったら、「マイクロバスは、人を載せると重量が重くなるので、中型ではなく大型免許が必要です。」と言われ、借りられなかった。

これは大型免許を取らなくては、と思っていたが、退職して時間にゆとりができたので、挑戦することにした。

近くの自動車学校へ行き、受付で大型を取りたいのですがというと、入校日が決まっているので、その日に来るように言われ、受付だけ済ませることにした。

まず「大型には条件があり、視力検査に合格することが必要です」と、言われ、動的視力検査を行った。2本の棒の間を行き来する棒を見ながら、3本並んだところでボタンを押す検査。誤差が2cm以内なら合格です、と言われたが、さいわい、1.5cmで合格した。

入校日に行ってみると、15人の同級生がいた。なかには、大型2種や牽引の人もいるようだ。校長の挨拶の後、全員適性検査をやらされた。知能検査のような同じ図形を選ぶ課題や、決められたますの中にAの字を書く課題など、いろんな検査があり、30分ほどかかった。問題はたくさんあるのに、半分も終わらない課題が多かった。

その次は教習の予約を取ることになったが、受け付け順ということで、15人中3番目だったので、最初の教習は1週間後だった。第1段階は8時間なのだが、1日2時間まで乗れるということで、最初に4日予約を取ってしまうのだった。

1週間後、待ちに待った教習日がやってきた。トラックなんて乗ったことがないので、最初は4トンくらいからやるのかなぁ、と思っていたが、いきなり15トン車のところに連れて行かれた。
「トラックは乗ったことある?」
「ありません」
「マニュアルは扱える?」
「マニュアルはできます」
「じゃあ、大丈夫でしょう。まず乗り方からやりましょう!」

最初は安全確認から。トラックを1周して下に子供が入り込んでいないかトラックの下をのぞき込み、確認する。車軸が3本もある巨大なトラックである。

両手を使って、はしごに登るように乗るよう言われ、助手席に乗り込んだ。指導員がお手本を示してくれるようだ。

「シートを合わせて、ミラーを修正し、ベルトをします。」
「ギアをニュートラルにしてから、クラッチとブレーキを踏み、エンジンをかけます。トラックは2速発進が基本です。発進したら3速に入れます。ブレーキは、エアーブレーキなので強く踏まないように。」

発進すると、教習所のコースを回りながら、ここはこう、あそこはああと注意点を細かく指示されるが、情報量の多さに頭がパンクして何も覚えられない。

「じゃあ、交代しましょう。こちらに乗って。」と言われて、助手席から飛び下りると、「ダメダメ、両手を使ってはしごのように、と言ったでしょ!」降り方から減点1である。

運転席は高い!普通車と違って色々な計器が並んでいるが、見る余裕なし。エンジンを始動しようと思って、ブレーキを踏むと、「そんなに強く踏んだらエアーが無くなっちゃうよ。」減点2。ギアは6速あるが2速の位置がはっきりしない。適当に入れたら「バックに入ってるよ!」減点3。

発進しようとアクセルを踏んだら、「アクセルなんか踏む必要なし!」と注意される。減点4。たしかに、積み荷のないトラックは滅茶苦茶パワーがあるので、クラッチをつないでいくだけで、ゆっくり発進してエンストなどしない。

30kmに加速するところで4速に入れると、スピードが出過ぎ、あわててブレーキを踏むと急制動。隣に乗っている指導員が、むち打ちになるのではないかと思うほど、ガックンガックンと車体をゆすりながら何とか1周する。

狭い教習所の中を、普通車や自動2輪が走り回り、それらに注意しながら車線変更や右折左折をするのだが、教習所のコースにはいろいろな線が引かれており、どの線が踏んでよい線なのかもよくわからない。

何となく「右!左!」と言われるままにハンドルを左右に切っているのだが、後輪が縁石に乗り上げたり、右の車線にはみ出したり、タイミングがつかめずさんざんである。何とかギアチェンジの感覚にだけ慣れた頃、50分の教習が終わった。

次の教習は10分後に始まったが、指導員は毎時間変わるようである。2人目の指導員に、「右左折の感覚がうまくつかめません。」と言ったら、「じゃあ、やってみましょう。」と言って「助手席の背中に交差点の角が来たらハンドルを切ってください。」と指示された。

やってみると、今までどうしてもつかめなかったハンドルを切り始めるタイミングがピタリと合った。何だ、こんないい方法があるんじゃないの!と目からうろこである。最初の指導員は意地悪をして教えなかったのか、それともこの指導員が考え出したコツなんだろうか、と頭の中でグルグル考える。

2時間目の指導員は、1時間目と違って教え方が丁寧で、1時間目にできなかった課題を何とかクリアできた。大型トラックに慣れたから、というばかりではなさそうだ。

コースの回り方も少しずつ理解して、長く感じられた今日の教習が終わった。家に帰る時、自分の車で右折左折をやってみたが、車輪がシートの下にあるトラックとは全く感覚が違う。昔、タウンエースに乗っていた時感じた感覚に近い。

たった8時間では仮免許は無理かなぁと最初の1日目で不安になった。

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