ビアターのブログ #FZXな日々

バイクと旅が好きなビアターのブログ

チバニアン

ビアター

最近の千葉の話題というと「チバニアン」だ。2016年は「濃溝の滝」で盛り上がったが、昨年は世界遺産を一つも持たない千葉県民としては、チバニアンこそ世界に誇れるモノだと持ちきりだった。

しかし、友人にチバニアンの話をしても、乗ってくる人は少なかった。科学に興味のない人にとっては、「何それ?」というレベルのものでしかないようだ。

私も新聞やTVのニュースで多少の知識は得たが、実際にこの目で見たわけではないので、説明しろと言われてもできない。

じゃあ、行ってみるか、というわけで寒さ厳しき折、晴天の日を選んで出かけてみた。ネットで詳しい場所を調べると、小湊鉄道の月崎駅の近くだと分かった。

月崎駅というと、養老渓谷のど真ん中でめったに走ることはない。R297号とR410号に挟まれたところで、県道が複雑で標識もあまりなく、迷い込むと方向感覚を失いやすいところだ。千葉県は山はないけれども、九十九谷と言って奥深いのだ。

トンネルも多い

どうやって行こうかとルートを考え、ただまっすぐ行ったのではつまらないので、以前よく走ったウグイスロードでR409号まで行き、圏央道の市原鶴舞IC近くから県81号に入ることにした。

スマホのヤフーナビにだいたいの目標地点を入れ、走り出した。天気は快晴なのだが、気温はちっとも上がらず、寒い。幸いなことに最近雨が降っていないので、乾燥して道路が凍結していることはない。

房総半島に来る時は声をかけてね、とFZX仲間のイタさんが言っていたのを思い出し、当日の朝LINEで声をかけておいた。私のツーリングはその日の天気次第なので、事前に計画を立てることはない。もし、事前に声をかけてその日の天気が悪いとメンドーなことになるので、滅多に人に声をかけることはない。

ウグイスロードに入って驚いた。周りの景色が変わっている。道路も以前はセンターラインもないような田舎道だったような気がするのだが、ラインも舗装もきれいなのだ。ひょっとすると、もう7~8年来ていないのかもしれない。

R409号までは何とか記憶をたどりながら来られたが、R409号との交差点には茂原長南ICができ、すっかり道が変わっていた。

近くにできたセブンイレブンに立ち寄って、昼食のパンとコーヒーを買い求め、一休みした。地図を見ると、ここから目的地まで距離はたいしてないのだが、県道が入り組んでいるようだ。スマホのナビに頼ることにした。

右折や左折を繰り返し、R297号と交差するT字路に出た。ここで地図をよく確認すればよかったのだが、ナビの右折しろと言う指示に従ったのが誤りだった。左折してその先を県171号に行けば5分とかからないはずが、右折したものだから、逆方向に向かってしまい、そのことに気づいて引き返すまで、30分近くロスをしてしまった。

県171号に戻り、走っていると、「チバニアン」の案内標識に出くわした。ああ、やっと着いた、と安心してまたまたその標識に従ったのが間違いだった。その標識は、混雑時の臨時駐車場に案内する標識で、駐車場に車を置き、歩かなくてはいけないのだった。

バイクなら、チバニアンのすぐ近くにある田淵会館というところに車を置いて歩くのが一番近いはずだ。

臨時駐車場(旧南部老人福祉センター)には案内者がいて、地図を手渡してくれた。「田淵会館にバイクを置いてもいいですか?」と聞いてみると、「土日は見学者が多いので、置けるかどうかわからないよ。いい運動になるから歩きなさいよ。」と言われた。

天気もいいし、なるほど3㎞くらいならいい散歩になると思い、その言葉に従った。歩けない人のためには、土日祝日のみ1時間に2本シャトルバスが出ているようだ。

シャトルバス

県道に沿って15分ほど歩くと、ようやく現地に着いた。周囲は切り通しが多く、日陰になっているところではつららが下がっている。お昼過ぎだというのに、融けていないのだ。

入口には、親切にパンフレットやら、看板があり、チバニアンの意義について詳しく解説してあった。

そこから、養老川の岸辺まで急な下り坂を下り、足場の悪いところを歩いていくと、川の右岸に杭が何か所も打たれた露頭があった。それが目指すチバニアンだった。

赤の杭が逆転層

ようするに、地球の磁場(南北)を保存している岩石は世界の各地で発見されているが、年代を特定できる地層が見られるところは千葉とイタリアの2か所しかないそうだ。

千葉の地層は、古御嶽山が噴火した火山灰が見られるため77万年前と特定でき、この77万年前の地層を挟んで北極が北であった時代と南極が北であった時代の痕跡が両方見られるため、77万年前を「チバニアン」すなわち「千葉期」と命名しようというものらしい。

養老川の穏やかな流れを見ていると、なんだか77万年前のロマンが感じられて、心が癒された。スマホを見ると、イタさんから夜勤明けのため失礼しますという、返信が届いていた。

田淵会館まで戻ってくると、菜の花が咲いており、春も近いことが感じられた。

この日は土曜日だったが、見学者は2~30人だった。春になって、暖かくなればますます見学者は増えるのだろう。簡易のトイレとかも設置されていたが、正式にチバニアンと決定されるにはなお2~3年かかるとのことで、気が長い話だと思った。

簡易トイレ

帰りは、県81号をまっすぐ走ってきたら、美しいダム湖があった。高滝ダムというらしいが、千葉県は丘陵地帯で川が少ないため農業用ダムがたくさん作られている。時間があればバイクを置いて散策したいような景色だった。

そこから少し走るとR297 号の米沢交差点に出たので、R297号からR16号に出て家路についた。

本日の走行距離110km。

×

非ログインユーザーとして返信する