ビアターのブログ #FZXな日々

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ラジコンおたくの私は、千葉にいる時は近くの空き地でラジコン飛行機を飛ばすのが最高の時間だった。30年前に千葉に引っ越した頃は、まだニュータウンが造成中で空き地は至る所にあり、飛行機を飛ばすのに不自由はなかったが、10年もすると住宅が建ち始め、飛行機を飛ばすのに必要な滑走路が確保できなくなってきた。


ヘリを飛ばした思い出の空き地

模型と言えどもラジコン飛行機は50m程の滑走路が必要で、滑走路の前後には当然のことながら障害物があっては飛ばせない。そこで、滑走路のいらないヘリコプターに手を出したのだが、ヘリコプターと飛行機では操縦の難易度は天と地ほどあり、一瞬のミスにより高価な機体を墜落させる危険と背中合わせとなった。

飛行機の場合は、機体をバルサ材で作るので、多少の損傷ならまた設計図からパーツを切り出し、修理することが可能だった。初心者のころは3~5分飛ばしては墜落させ、修理に1か月というのが常であったが、バルサ材などの材料は安いのでそれほど費用は掛からない。部屋中バルサ材をヤスリがけした時に出る粉だらけにしながら、夜な夜な修理に明け暮れていた。

しかし、ヘリコプターの場合は機体の骨格が金属でできているので、墜落によりダメージを受けると新しいパーツを購入して交換するしかなく、一度墜落させると、数千円から数万円の被害となる。

やがて、修理にかけるお小遣いと操縦技術の上達のバランスが壊れ、飛行場に行く回数が少なくなり、遂には飛ばすのをやめてしまった。

あれから20年。。。大船渡市は、平地が少ないので、ラジコンを飛ばすには、まず飛行場の確保が困難になるのであきらめていたが、幸い隣の陸前高田市は平地が多い上に、大震災の後の復興かさ上げ地に住民が戻ってきていないので、空き地はいっぱいあることに気づいた。

陸前高田市

ドローンだけでは飽き足りなくなった私は、ラジコン飛行機が欲しくなり、ネットで見つけたラジコンを入手した。

技術の進歩はすごいもので、私が購入した飛行機にはジャイロが積んであり、水平垂直を自分で判断して、姿勢が傾くとそれを修正する舵が打たれるので、あぶない!と思ったらプロポ(操縦機)から手を離すと水平に戻るので、平らなところなら、何とか着陸できるのだ。

購入して、何度か飛ばすうちに、だんだんジャイロ任せの安全な飛行ではつまらなくなり、ジャイロを切って飛ばし始めた。途端に墜落を繰り返し、1,2回目はプロペラだけで損傷はすんでいたのに、3,4回目には胴体や主脚を損傷し、修理不能になってきた。

そこは良くしたもので、パーツだけでもネットを探すと売っていることが分かった。しかし注文してみると、製造国が中国なので、中国本国からパーツを送っているらしい。よって、手元に届くまでには1か月くらいかかるのが難点である。

人間の欲望というものは果てしないもので、そのパーツを待っている1か月が待ちきれなくなり、その間にもラジコンの操縦がしたくなる。

そんな欲望を満たすため出てきたのがフライトシミュレーターで、先日購入した「Microsoft Flight Simulator」は実機を操縦するものであるが、ラジコンをPC上で再現するフライトシミュレーターとしては「RealFlight」が有名だ。PCのグラフィック能力が高くなかった(Windows98~WindowsXP)平成10年当時は地上の景色などは線で描かれているだけだった。

しかし、最新版のVer9.5では「これは実写か?」と思うように精緻な風景が描かれ、飛行機の飛ぶ速度に合わせて画面も追随して変わる。まさに、現場でラジコン飛行機を飛ばしている状況が再現できるのである。しかも、自分の持っている機体に近い機体を選ぶことで、より現実感が増す。

ラジコンのシミュレーターのもう一つの壁が、ラジコンのプロポ(送信機)をどう再現するかということだ。以前のRealFlightには専用のコントローラーがついていたが、ラジコン愛好家にとっては、普段自分が使っているプロポで操縦するというのが夢である。

ここでも技術というのは進歩するもので、最新のものは送信機(プロポ)に自分の使っている送信機が使用できるようになった。送信機の出す電波を受信し、それをPCの信号に変える受信機をUSB端子に差し込むだけで、複雑な設定も何もいらない。

受信機

送信機

シミュレーターのスゴイところは、何度でもやり直すことができるところだ。自分の指がスティックの操作を覚えるまで何度機体を墜落させても構わないのだ。これが実機なら10回墜落させれば10万円~20万円かかるところだが、キーを1回押すだけでまたやり直せるのだ。

シミュレーターの忠実さは墜落にも再現されており、あの墜落時の嫌な音と結果が画面上に現れる。「やってしまった!なぜ、ここでこの親指が右に動かなかったのか・・・・」という後悔の念を味わい、自機の無残な姿を目に焼き付ける。本来なら、地上に散乱した自機の破片を拾い集め、すごすごと帰宅するところなのだが、「よし、もう一度!」と即座にやり直せるのだ。

暇さえあれば、と言いたいところだがやり始めるときりがないので、1~2時間/日にしているが、腕の上達は遅いものの墜落させない程度には進歩するものだ。

大船渡は、1年中風が強く、陸風と海風が交互にたいてい吹いており、実機では練習できない日が多いが、シミュレーターなら天候も選ばない。こんなすばらしい機器を開発してくれた方々に感謝々々の日々である。

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