ビアターのブログ #FZXな日々

バイクと旅が好きなビアターのブログ

1000円ツーリング 2日目

ビアター

朝6時に気持ちよく目覚め、洗面をすませ、持参した食料を食べてから荷造りをし、7時に牧之原SAを出発した。天気は晴れで、気温は23度。


浜名湖を過ぎ、名古屋に入った。もうすぐ名神高速道であるが、ここからは初めて走る道なので、標識に地名がいろいろ出てくるが、頭の中の地図は真っ白である。

電光掲示板に「米原7km渋滞」と出てきた。「米原というと、関が原だな。国道1号は関が原ではなく、鈴鹿を迂回していたはずだ」と気づき、上郷SAに給油と地図確認のため立ち寄った。8時45分着。

地図を見ると、豊田JCで伊勢湾岸道に入れば、東名阪道から新名神を経て草津に行けたのだ。シマッタと思ったが、もう東名阪には行けないのだろうか。GSの店員に、草津に行きたいんだけど、と尋ねると、名古屋ICから東名阪道に乗れると教えてくれた。

そこで名古屋ICで東名とお別れし、東名阪道に入った。ところが、名古屋市内を横切るためか、分岐の数が半端ではない。必死に「東名阪」の方向を見定め、無事四日市JCを通過した。次は亀山JCだ。


亀山というと、あのシャープの液晶を作っている「亀山」か?などと考えながら周りを見ると、確かに緑多い田園地帯で環境が良い。やがて大きなSAが見えてきたので、休憩のために立ち寄った。土山SAだった。10時50分着。

昨晩のメールで、娘にういろうと生八橋をお土産に買ってきてと頼まれたので、SAの中を探すと、いろいろなお菓子があった。



どれも美味しそうだったが、以前に桔梗屋以外の信玄餅を買って帰ったら「美味しくない!桔梗屋がいいのに!」と文句を言われたことを思い出し、名前の知れた青柳のういろうと井筒屋の生八橋を選んだ。

お腹も空いてきたので、きしめんを食べたかったが、レストランのメニューには無い。そこで名古屋名物の天むすを食べてみることにした。5個で630円といい値段だったが、まあせっかく名古屋まで来たのだからと体験した。味はまあまあだった。


土山SAを出ると、車は増えたものの渋滞もなく、まもなく草津JCで名神道に乗ることができた。いよいよ滋賀県だ。

どこで下りようかと考え、子どもの頃京都に10年ほど住んでいたが、西の嵐山の近くだったので、比叡山に登ってみようと思いついた。記憶はあいまいだが確か一度は登ったことがある。バスで登ったのか、ケーブルカーで登ったのかも覚えていない。

比叡山に行くには京都東ICで下りるか、京都南ICで下りて市内を横切るという方法もある。しかし京都市内は混んでいるだろうと思い、京都東ICで下りることにした。

料金所を通る際、ETCの料金表示がどういうわけか1000円ではなく1050円だった。ん?50円って何だ?と不思議だったが、名古屋あたりで別料金の道路を走ったのかもしれない。

標識を見落とさないように比叡山を目指した。京都東ICを出たところは渋滞していたのに、比叡山方向に向かうのは私のバイクだけである。みんなどこへ行くのだろう?と不安になったが、とりあえず先へ進んだ。

やがて比叡山入口に着くと料金所があった。比叡山ドライブウェイである。料金所ではチケットを受け取るだけだったが、いくらかかるんだろう?と心配になった。しかし、比叡山への登り道は楽しいワインディングで、車もほとんど通らず、時折琵琶湖が眼下に見渡せ、快適な上りだった。


ようやく頂上かと思われる所に着いたが、そうではなく、ただの展望台だった。そこから、京都市街が一望でき、しばし休憩する。御所の緑はすぐわかったが、二条城や京都タワーはわからなかった。


さらに進むとロテル・ド・比叡というホテルの横にまた料金所があった。そこには詳しく料金が書かれていたが、この先山頂まで登ると1120円、仰木側に下りると2500円とある。え”~!千葉からここまで1050円で来たのに、たった3km先の山頂に上るだけで1120円!?

料金所横にカッコいいワルキューレが停まっていたので、「どちらから?」と尋ねると、岡山県から来たと教えてくれた。「山頂って行く価値あるんですか?」と聞くと、「私も今、考えてるんですよ」と言う。

京都市内はとても渋滞していたことや、先月北海道をツーリングしてきたが雨で寒かったこと、などいろいろ話が弾んだ。ワルキューレについて聞くと、日本では珍しいⅡ型だそうで、同じバイクに出会ったことがないといっていた。

そのセレブらしい人は、「せっかく来たので、上まで行ってきます」と言うので、貧乏人の私は「じゃあ、私はこれで下ります」と別れた。途中の展望の良い所でバイクを停め、琵琶湖の写真を撮りながら下った。料金は560円だった。

さて、これからどこへ行くかと地図を見た。京都だと天橋立も有名だ。しかし、距離にして直線で100kmほどあり、高速だと名神で大阪まで行き、舞鶴若狭道から綾部宮津道路を通るのが早そうだ。

もう2時になっていたので、天橋立を見ていては、明日中に家に帰るのは無理だと思い、北陸道に向かうことにした。また京都東ICに戻り名神を通ることもできるが、米原の渋滞は避けたいので、R161号を通って琵琶湖の西岸を走ることにした。

事前に調べたキャンプ場も琵琶湖西岸なのだが、テントを張るには早すぎる時間なので、北陸道で行けるところまで行くことにした。


琵琶湖の西岸には海水浴場(正確には湖水浴場か?)がたくさんあり、水もきれいそうだ。それより驚いたのは、道路の西側にあるそれほど高いとは思われない山に、スキー場がたくさんあることだった。

こんな暖かそうなところでスキーができるの?と思ったが、ここは日本海側であり、やはり冬は雪が多いのだろうか。そういえば新幹線も米原ではよく雪のため徐行運転をしている。

マキノ追坂峠という道の駅に午後3時半に着き、休憩した。おいしそうなパンを売っていたので明日の朝食にと思い購入する。鮎や鮒やワカサギの佃煮や唐揚げ、鮒寿司といった琵琶湖ならではのものも並んでいたが900円~1200円と高価だったのでパスした。



ベンチがあったので横になったら、30分ほど眠ってしまった。疲れも取れたので、敦賀ICへ向かったが、国境(くにざかい)という峠を越えると国道8号線に入り日本海が見えてきた。敦賀港である。8号線というと新潟市内のりっぱな道を思い出す。そうか、この道が新潟まで続いているのか。

やがて、敦賀の街中に入ったが、2車線の右側の車線はスイスイ流れているのに、左車線は延々と車がつながっている。どうして右車線を走らないのだろうと不思議だったが、しばらく走って理由がわかった。なんと、左車線は敦賀IC入口につながっていたのだ。

天邪鬼の私は渋滞を見ると走る気がしなくなり、「このまま8号線を走ろう」と決めた。少し走ると「しおかぜライン入口」という交差点があり、そのそばにドライブインのような大きな店があったので、道を聞こうと立ち寄った。

そこは、海産物やお土産を売る店だったので、ひょっとしてカニが食べられるかな?と期待した。駐車場の係員が3人もおり、店のすぐ前に誘導してくれた。

「千葉から来たの?」「今日で何日目?」と荷台のキャンプ用具を見ていろいろ聞いてくる。「1000円だというので、のこのこ出かけてきたんですよ」とテキトーに答えていると、「えっ?バイクにもETCが着いてるの?」と驚いているので、そこだけは詳しく説明してあげた(笑)。

中に入ると確かにカニは売っていたが、地元のというよりはどこかで仕入れてきたようなタラバやズワイだったし、値段も小さいのが2000円と馬鹿高い。

カニは諦めて他のものを見ていると、北海道名物の氷下魚(こまい)の干物がおいてあり、千葉で売っている値段の半額に近かったので、お土産に買った。この魚は七味マヨネーズで食べると最高に美味い。

しおかぜラインについて詳しく聞き、そちらに向かった。海岸に沿って走る気持ちの良い道だった。あまり走りすぎると、福井市を迂回して東尋坊の方まで行ってしまうので、適当なところでR8号に戻った。


ツーリング中はすれ違うライダーと挨拶を交わす。マスツーは無視するが、ソロや2~3台なら気持ちよく挨拶を返してくれる。そんな1台のライダーが人差し指をクルクル回した。「(ネズミ捕り)やってるよ!」という合図である。

「ありがとさん!」と礼を返したが、時刻を見ると午後6時を過ぎている。おまわりさんも残業するの?と思ったが、念のため法定速度に落とした。2km程走ったところにパトカーが2台、おまわりさんが6~7人待機していた。手にはあの停止用の大旗を持って。お盆だというのにご苦労様です。

やがて福井市に入った。ファミレスでもあったら入ろうかな、と探したが、全然ファミレスなんかない。焼き肉屋が多い気がする。市内を走るうちに「福井北IC」の標識があった。ここらで距離を稼ごうかと、高速に乗ることにした。

しかし、高速道路は走っている時は暇なので注意散漫となり眠くなってくる。時計を見ると午後7時である。夕食でも食べようかと尼御前SAに立ち寄った。レストランのメニューを見ると、海鮮丼が1500円だった。しかし、カニ以外には食欲がわかない(笑)。



まだ持ってきたサトウのご飯があることを思い出し、自炊することにした。荷物を降ろし、コンロのセットを出して火をつけた。レトルトカレーと缶詰を開け、腹いっぱい食べた。





お腹が満たされると、よけい眠くなってきて、泊まっちゃおうかな~という気になった(笑)。

テントを張れるような所はないかなとあたりを見渡すと、このSAには普通の駐車場のほかに「木陰の駐車場」というのがあり、まるでオートキャンプ場のように一台一台ブロックで区切られていて、車と車の間に木が生えている。

なんて、素敵なんでしょう!とさっそくバイクを移動してきて、テントを張った。着替えやら歯磨きを済ませ、さて寝るかという時、頭上を飛行機が低空で横切った。ここは、小松空港の進入路に当たるらしい。飛行機オタクの私としては、もっと見ていたかったが、爆音を子守唄にして眠りに落ちた。



本日の走行距離 493km(総計761km)
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